GWのその後で



あの頃心の中で思い描く流れがあった・・・
大岩の間からは、何処までも澄み切った水が流れ見上げる空は、
何処までも碧・・・その思いはいつしか心の中の片隅に消えない
思いとして刻まれていた。ある程度遠くの川まで行けるようになり、
色々な場所にもいったが、なにか1つ足りない気がしていた。
釣を始めて何度目かのGW、この川に始めて訪れた時
心の中にあった風景と、目にした風景とが重って行くのを感じた・・・

それ以来GWのその後はこの川を訪れている。








あれれ???


「もしもしまっちゃん、釣り行こうじぇ」

「おぉ、行こうえ〜いつ行くと?」

「日曜日行こうか!」

「おっいいね〜でも俺今入院しとっちゃんね・・・」

「えっ?・・・」

そんなこんなで土曜日の昼前にぷらっと家を出発
以前良く行っていたG川上流に行って見るが
工事の影響と昨年の台風の影響で渓相がかなり変わっていた。
それじゃあ前回のGWのリベンジにと鹿川へと車を走らせる。

翌朝6:30位に入渓
カゲロウやトビケラのハッチがあり
結構ライズをしている。
先週よりもひと型大きい山女魚が釣れてくれる。
今回の最大の目的は前回振られたプールでのライズの主
このために遠路はるばる片道4時間半かけてやってきたのである。

例のプールを覗くと今日は4匹位の山女魚がライズを
繰り返している
。しかし、前回いたおやびんがいない
ライズをやっている一番、でかいやつ狙う。
フライは前回学習したので、#20フローティングニンフ
クルージングライズをしているので、山女魚が背?尾を
向けたときにキャスト。
ありゃ、違う方向に泳ぎやがったと思ったら小さい奴が
食っちゃた。合わせを入れずにフライをピックアップ。
まだ、こちらの存在を気づかれていない。
フライを放り込む、おっフライに気づいた!
ゆっくりフライに向かって泳いでくる
お!口が開いた
よっし!!食った!!!
体の細い頭でっかちな山女魚でした。
まだ昨年の婚姻の疲れが癒されていないような感じでした

まぁオスなんで産卵の苦しみは無かったんでしょうけど
婚姻の苦しみは・・・
ねぇ
流れをよく見ると・・・おっ、おやびんがいた。
流れの頭と流れの脇をうろちょろしながらライズしてる。
流れの頭に着いた時にフライを入れると
・・・
今からの4時間半の一人ドライブを考えると憂鬱になるが
気持ちのよい一日でした















あっ、まっちゃんは盲腸でした。
本人いたって元気です。いつも病室にいないので病院の問題児になっているようです。